夏休み期間は水泳の個人指導がググッと増えます。
今日も水泳の個人指導なのですが、目標は背浮きです。
ちなみに背浮きとは、仰向けで浮く事を言います。
実は背浮きは大人でも結構難しい技だと言われています。
そんな背浮きですが、正しいやり方を知らないといつまでもできるようにはなりません。
そこで今回は、ここに背浮きのコツを記しておこうと思います。
☆そもそもなぜ沈むのか?
なぜ沈むのかというと、
体に力が入っているからです。
ではなぜ体に力が入っていると沈むかというと…。
そもそも水中の物体はその物体がおしのけた水の質量だけ軽くなる性質があります。
ようするに、物体と同じ重量の水をおしのけたところで釣り合うため、物体はそこで沈むのをやめて、浮くのです。
だから、重ければ重いほど沈んでいきますし、軽ければ早々に釣り合うため沈むのをやめる(浮く)わけです。
これは人間の体でも同じことが言えます。
力を入れると筋肉は収縮しますが、
収縮することで体積が減ります。
すると、水をおしのける量が減るため、体が沈みやすくなるのです。
逆に、力を抜くと筋肉は弛緩して体積が増え、その結果水をおしのける量が増えることで、体は浮きやすくなります。
アルキメデスの原理ってやつですね。
☆では背浮きのコツとは?
ズバリ、体の力を抜くことになります。
抜かなければ体は浮きません。
しかし、体の力を抜くのは慣れないと難しいのが事実です。
なので、補助を用いて背浮きに慣れていきましょう。
補助者の肩に頭を乗せて、背浮きに近い状況を作ります。
無意識的に体に力が入ってしまう場合、これを何度も繰り返す必要がありますね。
ちなみに補助者がいない場合は、ビート板を抱えて背浮きをするのでも構いません。
ラッコのような形ですね。
それらに慣れてきたら、今度は起立の姿勢で仰向けになり、手を使って浮いていきましよう。
これらは全て体の力を抜くためにやっています。
最終的には手はバンザイにしましょう。
力が抜けていれば、それでも浮くことができます。
と、ここまでできれば背浮きは大丈夫ですが、なかなかそうはなれないのが現実です。
思った以上に、体の力を抜くことは難しいのです。
なので、並行して蹴伸びやバタ足、クロールなどを練習することをおすすめします。
体の力を抜ける状態というのは、水に慣れている状態のことなのです。
だから、背浮きばかりにこだわらず、他の技も行なってさっさと水に慣れてしまう方が良いのです。
こういった、他の技が主の技の練習になっているようなことを、動感アナロゴン(類似した動作)と言います。
このアナロゴンをうまく利用していきましょう。
蹴伸びやバタ足、クロールを練習することで、自然に背浮きができるようになっていることも多いです。
と、いうことで、背浮きの説明は以上になります。
なぜ沈むのかと、なぜ浮くのかを理解しておくとスムーズに練習に入れますね。
それでは、そろそろいってきます!
くまっけJAPAN 熊谷でした。
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