運動神経が悪いのはなぜ?良くする(伸ばす)3つの方法!

運動神経が悪いのは、幼い(0歳~12歳)頃に運動神経が良くなるような環境にいなかったからです。

なぜなら、運動神経は環境で育つからです。

例えば、広い水槽で育った魚は運動量も増え泳ぐ力も上達しますが、狭い水槽で育った魚はそうはなりませんよね。

環境に適応した結果、広い水槽で育った魚は泳ぐ力が上達するわけです。

つまり、幼い頃の環境というのはとても大事ということです。

 

逆に言えば、今0歳~12歳なら環境を変えることで運動神経は育ちます。(この期間外でも全く育たないということはありません)

 

また、運動神経は親から遺伝しません

なぜそう言えるかというと、そもそも運動神経という神経はないからです。

 

厳密には運動神経という名前の神経はありますが、それは皆さんが想像する『運動能力をあらわすもの』ではありません。

だから遺伝しないのです。

 

とはいえ、運動能力が全く遺伝しないかというとそうではありません。

なぜなら、体格や体質はある程度親から遺伝するものだからです。

しかし、それ以上に大事なのが環境なのです。

 

例えば、父母が体操選手でも自分では体操は全然しない子供と、父母は普通の人でも体操の練習をしている子供ではどちらが体操できると思いますか?

絶対後者の練習をしている方ですよね。

 

『運動能力』という大きなカテゴリで見ても、同じことが言えます。

だから遺伝1割、環境9割で運動能力は決まるのです

 

ここからは、運動神経(運動能力)を良くするための方法を3つご紹介します。


運動神経を良くする3つの方法


①足裏を刺激する

なぜなら、足の裏には感覚神経があるからです。

それを刺激することで身体の感覚が鋭くなり、運動能力が向上します。

 

例えば手袋をしながら何か作業をするよりも、手袋を外して素手で作業した方がやりやすいですよね。

あれは素手の方が感覚が鋭いから、より細かく動き、作業がやりやすいわけです。

 

つまり、日頃から足裏を刺激してあげることで細かく身体を動かせるようになるということです。

だから足裏を普段から刺激してあげるといいんですね。

 

特におすすめなのは、毎晩子供の足裏をマッサージしてあげることです。

あのイチロー選手は、幼い頃毎晩お父さんに足裏のマッサージをされていたそうです。

毎晩足裏を刺激していれば、イチロー選手のようにプロ野球でも活躍できる選手になれるかもしれませんね。

 

あとは普段からなるべく裸足で過ごすことも大事です。

なぜなら、足の裏は立っている時唯一地面に接している部位だからです。

 

裸足でいる状態は、例えるなら常に足裏マッサージをしてもらっているようなものです。

だから感覚刺激のチャンスを逃さないためにも、できるだけ裸足でいたほうがよいということですね。

 


②脳機能を発達させる

なぜなら脳の発達こそが運動神経の発達に繋がるからです。

実は運動能力というのは、『脳からの命令をいかに素早く身体が表現できるか?』にかかっているのです。

 

例えば会社で、上司の命令を部下が素早く実行できることができれば、その会社は仕事を次々とクリアし発展していきますよね。

その逆もしかりで、上司の命令がトンチンカンだったり、部下が素早く実行できなかったりすると、会社は潰れます

 

つまり、脳が上司で、部下が身体です。

 

両方大事なのですが、この場合は特に上司次第でいくらでもかわりますよね。

つまり、命令が的確であればあるほど、部下は動きやすいのです。

だからその的確な命令が出せるように脳を発達させることが、運動能力向上に繋がるというわけです。

 

具体的にどんなことをしたらいいかというと、『頭を使った体操』がおすすめです。

私の体操教室ではよくやりますが、足でじゃんけんする『足じゃんけん』や勝ちと負けを逆にする『あべこべじゃんけん』などが簡単にできて良いですね。

 

その他にも、こういった道具を使う運動もおすすめです。

動画はこちら

よくサッカーのトレーニングなどで使うマーカーを、足でひっくり返すというトレーニングですね。

↑マーカーはAmazonで買えます。

 

マーカーを足でひっくり返す動作のように、普段使わない部位を動かすことでも脳は活性化します。

ちなみに、運動は学習にも大変効果があることがわかっています。

 

例えば、ウェスタンシドニー大学中心に行われたメタ分析(研究の研究みたいなもので、精度が高い)では、『運動の後に脳をスキャンしたら脳はどうなっているのか』ということについて見ました。

そして、737人を対象として、早歩きからランニング程度の負荷の運動をしてもらい、脳をスキャンしたのです。

 

すると、脳の海馬のサイズが増えていたことがわかりました。

 

海馬は脳で短期記憶を司る部分です。記憶のスタート地点ですね。

つまりそこが大きくなる(発達する)ということは、記憶力がアップするということです。

学習は全て記憶の連続ですから、運動は学習にも大変効果があると言えるわけですね。


③『質の良い運動』ができる環境を作る

なぜなら、良質な運動環境は良質な運動能力を作るからです。

 

例えば某ファーストフード店のハンバーガーを毎日食べるのと、果物や野菜をバランスよく毎日食べるのでは、身体がまるで変わってきますよね。

ハンバーガーを毎日食べるというドキュメント映画がありましたし、そういう実験もありましたが、いずれにせよ身体を壊しています。

 

つまり、食事が身体を作るように、環境も身体を作るのです。

 

この場合の『質の良い運動ができる場所』とは二つあります。

 

一つは、公園です。

特に大好きなお父さんお母さんと一緒に遊ぶ公園は、子供にとって最高に質の良い運動ができる場所です。

だから幼い頃から公園で走り回ったりジャングルジムなどの遊具で積極的に遊んだりしてる子は運動神経が良いんですよね。

 

毎回良質なトレーニングをしてるようなものですからね。

だから私の体操教室では、公園で積極的に遊ぶこともおすすめしています。

 

特に良いのは有料のアスレチック公園ですね。

ターザンロープなどで腕の力もつきますし、飛び石で距離感も養われます。

良いことが沢山ありますので、是非月に一回は遊びに行くと良いですね。

 

二つ目は、体操教室です。

しかし、これは当たりハズレがあります。

ハズレの体操教室の特徴は、

(1)待ち時間が多い

(2)先生が適当

のどちらか二つです。

 

(1)は特に気をつけなくてはなりません。

待ち時間=死に時間 です。

 

並んでる時間とか待ってる時間は子供の運動能力は何も成長しません

完全に無駄です。

 

だったら公園で遊ぶ方が一億倍いいので、すぐに公園で遊びましょう。

 

(2)は、無駄に優しい先生や無駄に厳しい先生、あとは知識がない先生がこれに該当します。

叱るのも褒めるのも同じぐらい子供に影響を与えます。

だから叱りすぎも褒めすぎもダメなのです。

 

そして、知識がないのもダメです。

なぜなら、子供が成長していくのに先生が知識を身につけず成長していかないのでは、いずれ子供に追いつかれてしまうからです。

 

それは接客でしかなく、教育ではありません。

関東にお住いの方は、千葉県柏市の柏中央体育館で行われる私の『くまっけ定期体操教室』に通うことをおすすめします。

 

あまり多くは書きませんが、

45分に基礎運動能力向上トレーニングをギュッと凝縮した少人数制の体操教室ですので、興味ある方はご連絡ください。


 

以上が運動神経を良くする3つの方法です。

 

ゴールデンエイジと呼ばれる3歳~14歳の時期が大事と言われていますが、私は0歳~12歳こそが真に大事な時期だと思っています。

 

なぜなら、赤ちゃん時代のハイハイやズリバイなどでも腕の力はつきますし、そこで逆さま抱っこに慣れておけば逆上がりなどで抵抗感や恐怖感を感じることもなくなるからです。

つまり、運動の選択肢が広がるということなので、さらに運動神経は良くなっていくわけです。

 

0歳~12歳の時期に運動を沢山して運動能力を身につけることで、より高度な運動(部活)にも苦労することなく取り組むことができるようになります。

子供達自身で環境は選べませんから、是非保護者の方が子供にとって良い環境を選んであげてほしいですね。

 

環境の選び方がわからない場合は私にご連絡ください。

それでは、くまっけJAPAN熊谷でした。


 

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