こんにちは、くまっけJAPAN 熊谷です。
最近問い合わせで増えてきている、前回りについて書いていきます。
特に多いのが、小学生自身から来る問い合わせ。
「前回りが怖くてできないんです」
とか、
「前回りで一回落ちたことがあって、それからできなくなりました」
とか、
いろんな悩みがきます。
(最近特に多いです。なぜかはわかりません。)
前回りって実は逆上がりよりも怖い技なので、怖くてできないのはある意味当然と言えますね。
なぜ逆上がりよりも怖いかというと、前回りは地面が見えるからです。
落ちた時のことが想像しやすいのです。
そんな前回りが怖くてできない時は、布団干しをしましょう!
以下で詳しく書いていきます。
●鉄棒の布団干しとは?
布団干しとは、鉄棒の技の一つで、鉄棒にお腹をかけて、ぶらぶらする技のことです。
自分自身をお布団に見立てているから、布団干しと言います。
そんな布団干しを何度も練習することで、前回りができるようになる可能性は高いです。
なぜなら、布団干しは前回りの途中の動きだからです。
ただし、ただの布団干しではダメです。
重要なある注意点があります。
それは何かというと…
『手を離さない』ということです。
●ただの布団干しではダメ
ただの布団干しではなく、『手を離さない布団干し』をしてください。
この場合のただの布団干しとは、本来の布団干し、つまり、お腹を鉄棒にかけて手と足をぶらぶらさせることを指しています。
しかし、前回りの練習のための布団干しは、手を離さないようにしましょう。
なぜかというと、前回りは手を離さない技だからです。
指導していて感じるのは、怖くなると手を離す癖がついており、それで落下する子が多いということです。
シンプルな話です。
鉄棒は手を離せば落下しますし、
手を離さなければ落下しません。
だから前回りが怖いのであれば、手を離さない練習をした方がいいのです。
練習をしないと、怖くなった時に条件反射で手を離してしまいます。
なので、布団干しをする上でも手は離さないようにしましょう。
そうして、少しずつ布団干しで逆さまに体を慣れさせていけば、前回りはできます。
そのため、ブランコの柵など、低い鉄棒で地面に足をつけたまま布団干しをするのもありです。(頭を下げるだけ)
そこでいけそうなら、足を離して布団干しをしてみましょう。
この時も手は離さず、『手を離さない布団干し』をするのがポイントです。
●怖いのには原因がある
そもそも前回りが怖いと感じるのには原因があります。
一度落ちたことがあるなら、落ちた時の痛みを思い出して、また同じ思いをしたら嫌だな、怖いな、と思うわけです。
落ちたことがなくても前回りは地面が見える技ですから、地面に落ちた時のことを想像しやすく、怖くなりがちです。
前回りが怖いと思っている人の多くは、失敗する時のことしか考えていません。
どうせ失敗する=だから怖い
となっているわけです。
でもこれは仕方ありません。
例えば、以前道を歩いていて、自転車にぶつかって嫌な思いをしたとしましょう。
すると、その道を歩くこと、もしくは自転車自体が苦手になりますよね。
またぶつかるんじゃないかと、その道や自転車に距離を置くようになると思います。
これと同じことが、前回りでも言えるのです。
つまり、一度落ちてしまうと、また落ちるんじゃないかと前回りに距離を置くようになるのです。
いきなり距離を詰めようとしても、そんな簡単に距離を詰めることはできません。
だからこそ、布団干しで少しずつ前回りに近づいていくことが大切なのです。
●終わりに
ようするに、
前回りが怖い時は布団干しをして逆さまに慣れましょう!
ということです。
私自身、かなり臆病な人間なので前回りも怖かった記憶があります。
ですが、逆さまに慣れていった結果、最終的には怖くなくなりました。
なので、その対象が怖い時はゆっくり近づく方法を考える、というのが大事なのでしょうね。
これは何事にも言えることだと思いました。
皆様の体育ライフを応援しています。
それでは、熊谷でした。
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