【完全解説】逆上がりのやり方!4歳でもできる簡単3つのコツとは?

逆上がりには、3つのコツがあります。

 

それは、

①足をチョキにする

②視線と姿勢は斜め上

③肘を曲げ続けてグイッと回る

という3つのコツです。

 

これができれば、例え4歳という幼い年齢であっても逆上がりはできます

なぜなら、逆上がりは正しい手順通りにやればできる技で、そこに年齢は関係ないからです。

できないのは、この正しい手順を知らず、闇雲にやっているからです。

 

例えば、料理を作るのにもレシピがありますよね?

肉じゃがを作りたかったら肉じゃがのレシピがありますが、

最初はそのレシピを見て作り方を真似するはずです。何度も真似して作っていくうちに、レシピを見なくても肉じゃがが作れるようになりますよね。

 

逆上がりも同じです。

逆上がりにもレシピがあるのです。

 

だからまずは逆上がりのレシピを真似して自分のモノにする必要があります。

この逆上がりのレシピが、今回ご紹介する『逆上がりの3つのコツ』になります。


逆上がりのやり方とは?


 こちらの動画も参考にしてください。 それでは、詳しくみていきましょう。

 

①足をチョキにする

どっちの足を振り上げるか決めておくことで、迷いなく足を上げることができます

なので、足をチョキにした時の後ろの足を振り上げるようにしましょう。

(足を前後に開くことをチョキと呼んでいます。)

 

なぜ後ろの足を振り上げるかというと、後ろの足の方が前の足よりも振り上げやすいからです。

 

例えばサッカーでボールを蹴る時、蹴る前に足を後ろに引いて勢いをつけますよね。

あれは足を一旦後ろに下げることによって、勢いをつけやすくしています

 

それと同じで、このチョキにするというのは、勢いをつけやすくするための準備なのです。

 

そのため、まずは足をチョキにしましょう。

 

②視線と姿勢は斜め上

視線と姿勢は斜め上にしましょう。

なぜなら、こうすることで逆さまになりやすい姿勢を作ることができるからです。

 

逆上がりは逆さまにならないといけない技なのですが、実は足を振り上げる時に前を見たり下を見ていたりすると上半身がストッパーとなり逆さまになることができません

 

例えるなら、車でアクセルじゃなくブレーキを踏んでいる状態です。

前に進むエネルギーではなく止まるエネルギーを加えてしまっているため、進みません。

 

なので、視線と姿勢は斜め上にしましょう。

 

③肘を曲げ続けてグイッと回る

肘を曲げ続けなくては、逆上がりはできません

なぜなら、肘を伸ばしたその瞬間、お尻がさがってしまって棒上にあがれなくなるからです。

 

肘を伸ばして逆上がりをやろうとするのは、料理で例えるなら肉じゃがを作りたいのに肉がない状態ですね。肉じゃがになりえません。

 

それぐらい、逆上がりにおいて肘を曲げ続けるというのは必要なことなのです。

肘を曲げ続けながらグイッと後ろに回転できれば、逆上がりはできます

 


以上、3つが逆上がりのコツです。

 

私は年間3000人以上指導して上記の3つのコツの効果を実感していますが、運動に慣れていない子供の場合、この3つのコツを体現できない場合もあります。

 

特に③は腕の力がない人にとっては難しいです。

しかし、この3つのコツの中で最も大事なのは、③の『肘を曲げ続けてグイッと回る』なのです。

 

なぜなら、肘を曲げていなくては回ること自体できないからです。

①と②は逆上がりをやりやすくするためのコツなので実はやらなくてもできるのですが、③は逆上がりにおいては必須になります。

 

そのため、逆上がりができない場合はこの③ができていない場合が多いです。

 

では、腕の力が無くては逆上がりはできないのでしょうか?

大丈夫です、そんなことはありません。

足りなければ、補えばいいのです。

 

次は、腕の力がない場合の逆上がりのやり方を、ご紹介します。

 


腕の力がない場合の逆上がりのやり方とは?


 

逆上がりは腕の力がない場合、非常に難しい技にかわります

 

腕の力がないと、肘が伸びてしまいお尻が下がって棒上にあがれず、鉄棒に跳ね返されてしまうからです。

 

逆に言えば、一瞬でも肘を曲げて棒上にあがってしまえば、逆上がりはできるということです。

しかしそのタイミングを掴むのが難しく、そのため、逆上がりが難しい技になってしまうんですね。

 

実際は腕の力をつけた方が簡単だったりもしますが、今ある力ですぐに逆上がりがしたい人はそうも言ってられません。

 

なので、そのための方法をご紹介します。

(1)いち、に、のさんのタイミングでサッと足を振り上げる

 

最初、足はチョキの状態です。

いち、に、のさんを数えて、さんの時に後ろの足をサッと振り上げましょう。

なぜなら、この方が勢いがつきやすくなるからです。

本来は勢いがない分腕の力でカバーをしますが、腕の力がない場合はその腕の力をこの勢いでカバーしてあげましょう。

こちらの動画ではいち、に、のさんに関しても説明しています。参考にしてください。

 

(2)ジャンプした瞬間にグッと肘を曲げる

 

なぜなら、ジャンプした瞬間は一瞬重量が軽くなるからです。

その軽くなった瞬間にグッと肘を曲げるのです。

 

肘を曲げてぶら下がりができない子でも、ジャンプした瞬間は肘を曲げられますよね?

その間に棒上に乗ってしまえば良いのです。

 

これはタイミングが重要です。

体が軽くなった瞬間にグッと肘を曲げて、一気に逆さまになって棒上に乗ってください

↑このように一気に棒上に乗らないといけません

 

こうすれば、逆上がりになります。

 

ただこの時、後方回転に慣れていない場合は一気に逆さまになれないかもしれません。

そうなると腕の力の問題ではなくなってくるので、マット運動の後転(後ろでんぐり返し)などで後方回転自体を練習してください。

↑後転のコツはこちらの動画です。


ということで、以上二つが腕の力がない場合の逆上がりのやり方です。

とはいえ、これは普通に逆上がりをやるよりもよっぽど難しいです。タイミングがわからず、余計に苦戦するかもしれません。

 

そのため、根本的な腕の力をつけてあげた方が、実際は逆上がりを簡単にすることができます。

 

そこで、最後は腕の力の付け方をご紹介します。

 


腕の力の付け方とは?


まずは腕の力をつけるトレーニングについて。

 

1.ひじ曲げ懸垂支持

鉄棒に、肘と膝を曲げてぶら下がります。

これは、ゆっくり数えて5秒止まることができれば逆上がりはできると言われています。

 

なぜなら、それだけ肘を曲げられればお尻も上にあげることができるので、結果的に棒上にあがりやすいからですね。

 

時間に余裕があった方が準備も捗るのと同じことです。

腕の力がない場合1秒も止まれないはずなので、その場合は補助者に支えてもらいながら行いましょう。

 

大事なのは、肘を曲げる感覚を身につけることです。

 

2.腕立て伏せ

 

腕立て伏せはおすすめです。

なぜなら、自分の体重を支える練習になるからです。

 

例えば上記のひじ曲げ懸垂支持だと鉄棒がないとできませんが、これは鉄棒がなくてもできるため、すぐに実行に移せます。

腕立て伏せが一回もできない場合は、膝を立てて腕立て伏せをするといいですね。

これも、肘を曲げる感覚を身につける方法の一つです。

 

3.壁にお腹を向ける壁倒立(で肘を曲げる)


これが一番おすすめです。

なぜなら、逆さまになる感覚と自分の全体重を支える感覚の両方を養えるからです。

そのままやる(一回30秒ほど)だけでも力は付きますが、この時肘を曲げることができればさらに逆上がりに近い感覚を得ることができます

 

補助してもらいながら、肘を曲げてみましょう。


以上、3つが腕の力をつける方法です。

しかし、これら3つの方法はいわゆるトレーニングであり、正直つまらないのではないでしょうか?

特に子供の場合ですが、つまらないトレーニングは続きません。

なぜなら、やっていて楽しくないからです。

だから私が一番おすすめしているのは、公園で遊ぶことです。

特に、

ジャングルジム、

のぼり棒、

うんてい、

この3つで遊んでください、とよく言います。

なぜなら、逆上がりに必要な肘曲げの感覚は、上記の3つの遊具で覚えることができるからです。

だから幼い頃から公園で遊んでる子は逆上がりがすぐできるんですよね。

今逆上がりができなくても焦ることはありません。

ジャングルジムやのぼり棒、うんていで積極的に遊んでいれば、そのうちできるようになります。

ジャングルジムの上で倒立は危ないのでやめましょう。


 

本来、体育は楽しいものです。

 

できないことに注目するからつまらなくなるのです。

 

例えば逆上がりができないのに逆上がりばかりやってたら面白くないですよね。

そういう時はジャングルジムなどで遊べばいいのです。

 

できることで練習することが、体育を楽しむポイントです。

 

 

そして、体育を楽しむことが逆上がりへの一番の近道です。

まずは楽しみながら、少しずつ力をつけていきましょう。

 

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それでは、くまっけJAPAN熊谷でした。

 


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