アナロジーとは、類推、類比という意味です。
他の似たものの性質や体系をもってあるものを説明するときにもちいるもののことをいいます。
私は何においてもこのアナロジーは重要だと考えています。
今私が夢中になっている仕事の一つとして体育がありますが、この体育分野におけるアナロジーは、体育においてとても大事なものだと思っています。
大事だと思いすぎて動画を撮ってしまいました。
体育の論文とかだと、よくアナロゴンっていう言葉が出てきます。
このアナロゴンは、類似運動のことです。
例えば逆上がりと前回り。
回転という共通点がありますよね。
だからアナロゴンです。
このアナロゴンを知ってると何が良いかというと、その項目の練習ができるということなんです。
つまり、逆上がりの回転を練習したい人は前回りでも回転の練習はできますよ、ということなんです。逆も然り。
私は体育の無料相談というのをしていますが、その相談の中で、『何度も逆上がりやってるんですが、できません』とよく言われます。
その時決まって言うのは、「できないことで練習しないでください」ということです。
動画の中でも言ってますが、できないことで練習することほどつまらないことはないのです。
しかもできない癖がつくので、余計にできなくなってしまいます。どうせ自分はできないんだ、と思い込んでしまうわけです。
じゃあどうするのが良いかというと?
ここで活躍するのがアナロゴン(類似運動)です。
逆上がりができないという人が多いので逆上がりを例にとってみます。
逆上がりは後方回転の動き、足の蹴り上げの動き、棒を引きつける動き、などが組み合わさっている技です。
このそれぞれの動きは、別の動作で動きのコツ(動感)を身につけることができます。
後方回転の動きは、マット運動の後転(後ろでんぐり返し)。
足の蹴り上げは、鉄棒の足抜き回りや、基礎運動のクモ歩き。
棒を引きつける動きは、公園にあるうんていや、ジャングルジム、登り棒。
これらを経験しておくことで、逆上がりをスムーズに習得できるようになるのです。
ちなみに動作のコツ、動感のことをキネステーゼと言います。
アナロゴンを通してキネステーゼを覚えることが、技習得への近道なのです。
…なんか横文字を使うとルー大柴さんみたいになりますね。
トゥギャザーしようぜ、的な。
言い直します。
類似運動を通して動きのコツを覚えることが、技習得への近道なのです。
日本人の私にとってはこっちの方がわかりやすいですね。笑
ということで、技は分解して練習すると覚えやすいですよ、という話でした。
私の体操教室は常にアナロジー的考えをもっています。
興味がある方は一度来てみてくださいね。
それでは!くまっけJAPAN熊谷でした。
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※練習などの際は安全性を考慮し、怪我などには充分お気をつけください。
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